新人パティシエ必見!基礎知識  グルテンに影響する材料 後半

こんにちは!

現役パティシエのワカナです

 

前回に続き

グルテンに影響を与える材料を

お話ししていきます!

 

メモも前回の続きに

書いていって下さいね

 

それではいきましょう!

 

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前回の材料は

促進させたりコシを強くしたり

全体的にパワーアップさせる事

多かったですね

 

しかし

今回は全くです!

 

パワーダウン

つまり

弱めたりもろくする影響

与える材料をお話しします!

 

 

3 コシを弱め、もろくする材料

可塑性を持つ油脂

グルテンが繋がるのを抑制する

 

 

可塑性を持つ油脂ってなに?

ってなりますよね

 

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説明しますね!

 

可塑性とは

外部からの力により

粘土のように自由に

形を変えられる性質

 

 

この性質を持つ油脂には

バター マーガリン 

ショートニング

が当てはまります

  

サラダ油とかは違うの?

 

結論から言うと違います!

 

なぜなら

サラダ油は液状ですよね!

 

どう頑張っても

粘土のように

自由に形を変えれないですよね

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この影響を利用する生地から

生まれるお菓子が

誰もが一度は食べた事がある

クッキーです!

 

クッキー生地を作るときは

バターなどの油脂を

使いますよね

 

この油脂が

グルテン繋がるのを

抑制します

 

だから

サクサクとした食感が

生まれるのです!

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パイ生地も

この影響を利用しています

 

 

よくクッキーのレシピに

こう書かれていませんか?

 

バターが固いときは

レンジで柔らかくしても良い

しかし

温めすぎて溶かさない事

 

 

これを見て

『なるほど』と思ったあなた!

知識を理解して

考えることできていますよ!

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それでは

解説していきますね!

 

まず他の材料と

合わせる事ができないので

ある程度柔らかい状態でないと

いけませんね

 

温めすぎて溶かさない事

ここが重要ですね!

バターを溶かしたら

液体になってしまいます

 

つまり

粘土のように

形が変えれない状態に

なってしまってます

 

溶かしちゃったけど

冷やして固めたら

固体だし大丈夫だよね

 

その考えは

間違っています!

 

実は

可塑性とは

一度溶かしてしまうと

もう発揮できません

 

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ですから

くれぐれも溶かさないように

気をつけて下さいね!

 

〜今回の重要ポイント〜

 

・コシを弱めもろくする材料

 可塑性を持つ油脂

 

・可塑性とは

 外部からの力により

 粘土のように自由に

 形を変えられる性質

 

・可塑性は

 一度溶けてしまうと

 発揮できない

 

今回の内容は

より身近に感じる事が多かった

のではないでしょうか

 

これからも頑張っていきましょう

 

お疲れ様でした👋